授業内容 |
線形代数学の手法は理工系の分野ではもちろん、文科系の分野でも、ものごとを定量的に分析しようとする際には広く用いられています。コンピュータに関係の深い応用例としてはコンピュータグラフィックス(CG)が挙げられるでしょう。図形の回転は直交行列で表されますし、与えられた2変数または3変数の2次式がどのような曲線または曲面を表すかを考えるときには、固有値と固有ベクトル、対称行列の直交行列による対角化などが関係して来ます。このような具体的な問題への応用ができるようになるため、「代数学I」に引き続き、線形代数学の考えかたや基本的手法を学習します。 |