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講義名 コンピュータミュージック
(副題)
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期 講義区分 選択
基準単位数 2
代表曜日 火曜日 代表時限 4時限
授業コード
学科・学年 ソフトウェア情報学科 3年
地域貢献
関連資格等

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
非常勤◎ 友田 敏章ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科

学習目標(到達目標) ① 物理現象として音とはどういうものかを理解し、説明できるようになる
② 音をディジタル情報に変換する方法や、保存形式を理解し、説明できるようになる
③ コンピュータで音を作り出す方法の原理を理解し、説明できるようになる
④ MIDIにおいて楽曲情報がどのように扱われるかを理解し、説明できるようになる
⑤ シーケンサーソフトを使って簡単な曲の楽譜データを入力し、演奏させることができるようになる
⑥ 簡単なメロディーをもとにして編曲できるようになる
観点と水準 4. 専門的知識・技能を活用する力
 4I. 基礎的知識・技能の理解(Idea)
  4I3. 基礎的な知識・技能を正確に記述し又は正しく表現することができる。
 4J. 知識・技能の修得(Connections)
  4J3. 図解や文章表現、実験などにより、具体例を提示し説明することができる。
 4K. 知識・技能の活用(Extensions)
  4K2. 手順書や他者の指示に従うだけでなく、現実の状況を踏まえ、実行可能な代替案を考えることができる。

授業内容 MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は複数の電子楽器を相互接続するための規格として開発されたものですが、最近ではインターネットを介した音楽の伝達手段としても広く用いられています。この授業ではコンピュータによって音声がどのように扱われるかを理解した上で、MIDIについて、また、MIDIを用いた音楽表現の技術的な側面について学習します。特に、シーケンサーソフトを用いた演習では、楽譜データを入力して演奏させたり、簡単なメロディーをもとにして編曲できるようになることを目指します。
授業の方法 前半は講義形式で行い、後半はコンピュータを使った演習形式で進めます。教科書は使用しませんが、資料としてプリントを適宜配布します。
スケジュール 01 波動としての音
02 音の3要素、音階と振動数
03 進行波と定常波、空気柱の振動
04 サンプリングと量子化、エイリアス、ナイキスト定理
05 音声合成、サウンドファイル形式(WAV、AIFF、AU、MP3)
06 電子楽器とMIDI、MIDIメッセージ
07 MIDIのファイル形式(SMF)
08 演習(シーケンサーソフトの使用法、簡単なメロディーの入力と再生)
09 演習(3拍子、弱起、再生時の設定)
10 演習(大譜表、反復記号)
11 演習(サステインペダル、強弱の変化、速度の変化)
12 演習(サウンドファイルとSMF)
13 演習(自動編曲)
14 演習(Webページへの埋め込み)
15 まとめ
16 期末試験
成績評価方法 演習問題・授業外学習課題など(10%)、演習レポート(30%)、期末試験(60%)
教科書・参考書等 教科書は使用しませんが、要点をまとめたプリントを配布します。
履修者への助言 ・高校の芸術科目「音楽I」と同程度の知識を前提とします。
・配布するプリントは補助的な資料です。ノートをきちんと取るようにして下さい。
・レポートの提出期限を守って下さい。
・演習室で使用するソフトウェアの制約から、履修者は40人以内とします。