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講義名 オペレーティングシステム
(副題)
代表ナンバリングコード
講義開講時期 前期 講義区分 選択
基準単位数 2
代表曜日 月曜日 代表時限 4時限
授業コード
学科・学年 ソフトウェア情報学科 3年
地域貢献
関連資格等 高等学校教諭一種免許「情報」

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 坂井 雄介ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科

学習目標(到達目標) ・アプリケーションソフトウェア利用の立場から、オペレーティングシステムのしくみと働きを説明できること(4I3、4J2、2E2)
・プログラム作成者の立場から、オペレーティングシステムのしくみと働きを説明できること(4I3、4J2、2E2)
観点と水準 2.人とつながる力
 2E.表現する力
  2E2.書く・話す・話し合いのマナーやルールに従って、伝えたいことを表現することができる。
4.専門的知識・技能を活用する力
 4I.基礎的知識・技能の理解
  4I3.基礎的な知識・技能を正確に記述し又は正しく表現することができる。
 4J.知識・技能の修得
  4J2.知識同士又は技能同士を正しく関係づけることができる。
授業内容  オペレーティングシステムの役割と機能について全般的に解説します。Windows(マイクロソフト社)、MacOS(アップル社)、そしてLinuxに代表されるオペレーティングシステムは、初心者からエキスパートまで、様々な利用者がコンピュータを快適に使う上で欠かせないソフトウェアです。
 この講義では、コンピュータ動作時に一般的なオペレーティングシステムがどのような処理を行っているか、機能ごとに扱っていきます。
授業の方法  授業の最初には、前の回の概要説明、および前の回の最後に提出してもらった疑問点に対する説明を行います。続けて、残りのほとんどの時間を講義にあてます。これらの説明や講義の途中で、理解度を確認するための問いかけを交えます。
 授業の最後では、問いかけに対する回答などを記した「振返りカード」を作成し、提出してもらいます。
スケジュール 01 ガイダンス - 講義方法、評価方法、概要
02 オペレーティングシステムの役割
03 オペレーティングシステムのインタフェース - 一般利用者
04 オペレーティングシステムのインタフェース - プログラム開発者
05 プロセス管理 - プロセス
06 プロセス管理 - マルチプログラミング
07 プロセス管理 - スケジューリング
08 プロセス管理 - プロセス間の同期と通信
09 メモリ管理 - 記憶階層
10 メモリ管理 - 実記憶管理
11 メモリ管理 - 仮想記憶管理
12 ファイルシステム - ファイルとディレクトリの構造
13 ファイルシステム - 実装例
14 デバイス管理 - 入出力処理
15 デバイス管理 - デバイスの仮想化
16 期末試験
成績評価方法  学習目標に掲げた二つの項目について、以下の三つの方法で評価します。
  受講態度(25%)、時間外学習への取り組み状況(25%)、期末試験結果(50%)
教科書・参考書等 教科書は指定しません。講義の中で関連書籍を紹介します。
履修者への助言  「コンピュータアーキテクチャ(2年後期)」を履修していることがのぞましいです。
 各回の授業内容はつながっているので、一回遅刻や欠席をするとその分を取り戻すのは大変です。
 オペレーティングシステムは、利用者向けには「使いやすさ」を提供し、ハードウェア向けには「性能」を引き出すよう、これらの間を仲介する役割を担っています。このことを意識して、説明を聴いてほしいと思います。